どうもどうも、じょうたろちんです

今回は、キャプチャーソフトを乗り換えたので
主にローカル録画の使い方を解説しようかと思います
*すっごい長い記事です


REGIA ONE と言うキャプチャーボードを買ってから



キャプチャーソフトはアマレコTVを使用していたんですが

・ほぼ専用と言えるAMVコーデックはお金を払わないとロゴが表示される
・キャプチャした動画ファイルのサイズが大きい
・導入や操作が結構複雑

等々他にもチョイチョイ不満があったわけです

「なんか他にいいフリーソフト無いかなー」と思ってたら
Twitterで相互フォローしてるだもんげ!さんのブログでこんな記事が

高機能なオススメ配信ソフト「Open Broadcaster Software」の使い方を紹介

だもんげさんの記事では生放送向けの設定を紹介されていたが
気になってインストールしてみると

・ローカル保存も出来る!

・最初っからx264コーデック録画なので再エンコしなくてもいい

・NvidiaのNVENCが使える(GPUを利用した動画の高速エンコード機能)
*NVENCはKepler世代以降(GTX600番台以降)のグラフィックボードでしか使えません

・インテルで対応してるCPUのエンコード支援機能も使える
(僕はAMDなので関係ないけどね)

・各種実況生放送webサービスに対応

・動作が軽い

・設定等が超簡単

・デスクトップやキャプチャー機器、PCゲーム等 録画対応ソースが多い

・さらに複数のキャプチャーソースをフレキシブルにミックス出来る



「 フリーソフト で 凄いじゃんコレ」ってんで今後はこのソフトを使ってます
インストールからローカル録画までの解説すると
まずは OBS 公式からインストールファイルをダウンロード

公式サイト:https://obsproject.com/

OBS







自分のOSに合ったインストールファイルをダウンロード
インストールは簡単で日本語で表示されるので
特に説明は要らないと思うのでしません

んで、プログラムを実行する
1起動
















この時点では何もキャプチャ出来ない

なので配信や録画したい映像ソースを追加する
2追加画面
















ソースの空欄で右クリックすると上のように出る

数種類あるのでキャプチャしたいソースごとに選択します

今回はXBOX360をキャプボ経由で録画するので「ビデオデバイス」を選択
3名前を付ける







名前を付けろと言われるので、覚えやすい名前にするといい

私はメンドクサイのでしない
"OK"をクリックすると自動的に↓の様に設定ダイアログが出る

4きゃぷぼ設定


















①デバイスをキャプチャーボードにする
(REGIA ONEはPCでは7160HDなんたらと言うデバイス名なのです)
②ソースが1080i等のインターレース映像の場合解除方法を選ぶ
(PCの環境次第で解除フィルタの相性があるっぽいので後でプレビューしながら変更するといいです)
③プレビュー画面を同サイズにしたいときはチェック
④音声も取り込む場合はプルダウンから選ぶHDMIならデバイスサウンドでOK
(別途ライン入力などを使う場合はプルダウンメニューから選択)
⑤ゲームの音をPCで再生するかしないかの選択

特に注意したいのが②と④⑤かな?
キャプチャーボードによってはインターレス映像しか取り込めない等の
制限があるので、映像ソースに応じて解除しないと残像だらけの動画になっちゃう
サウンドに関しては、別途ライン入力で音声を
取り込んだりする場合は選択肢が違ってくるし
生放送等、各々の環境でゲーム音をPCで聞くかゲーム機で聞くかも違うだろうしね
他の設定は弄らなくても問題は無かったけど
用途によっては必要な場合もある

全部設定したら"OK"をクリック

設定は後で変えたくなったら
ソース欄の目的デバイスを右クリックすれば変更可能だけど
変更が反映されなかったり映らなくなったりする場合があるので
「映らない・音が出ない」となったらOBSやソース元を再起動してみましょう


キャプチャーデバイスの設定が終わったら
ローカル録画設定に進む
↓の通り"設定"のボタンをクリックすると設定画面が出る

5基本設定

















一般項目は別に弄る必要は無い
用途に応じてプロファイルを呼び出すことも可能

次はエンコード設定

6エンコ設定


















動画エンコーダーは " x264 " "Quick Sync " "Nvidia NVENC" とあるが

簡単に説明すると
x264               =   CPUを使ってx264コーデックでエンコード
Quick Sync      =  対応しているインテルのCPU専用エンコード機能
Nvidia NVENC     =  NvidiaのGTX600番台以降で使えるGPU高速エンコード機能

x264以外は対応しているCPUやグラボじゃないと選択できない
ちなみに私はGTX760を搭載してるので"Nvidia NVENC"を使います
RADEON R9-290に乗り換えたので現在はx264を使ってます

それから重要と思うのが"CBRを有効にする"ですが
CBR(固定ビットレート)を有効にしてビットレートを指定する事で
ファイルサイズと画質の予想が出来るのでお好みでチェックしてください
チェックを外すとVBR(可変ビットレート)になり映像の品質を選択できます
どっちにするかは録画後の動画ファイルの用途によって使い分けるので
気になる方は「CBR VBR 違い」で検索して調べてみましょう

通常はファイルサイズも節約できるしVBRでいいんじゃないかな?
高度な編集したりシークを早くしたいならCBRもアリ

サウンドは特に弄る必要がないけど
音質にこだわるならビットレートを192にする
普通は128で十分
それと残念ながらステレオ以上での録音はできないみたい
今後のアップデートで5.1chに対応してほしいな

次は放送設定

7放送設定


















プルダウンメニューで
"ローカル録画"が選べます
"配信"の設定については、だもんげ!さんの記事を見てください

ファイルパス(動画ファイルの保存先)以外は弄る必要は無いかと思う 


次はビデオ設定

8ビデオ設定


















アダプタは使ってるグラフィックを選択
配信映像は実際に録画若しくは配信する際の
サイズになるので希望の数値を入力
解像度の縮小はしない方がいいと思う
FPSも希望の数値を入力
(当然だけどソース以上のFPSを入力しても意味がないです)


次はサウンド

9サウンド設定


















デスクトップサウンドデバイスは既定で問題ないと思う
マイク/他のサウンドデバイスは音声実況なら使ってるマイクを指定するだけ
字幕実況など他の音源が必要ないなら無効にする

その他のサウンド設定はテスト録画してボリューム調整してください



ラストに詳細設定

10詳細設定


















マルチスレッドの最適化はチェック入れる
プロセスの優先度は高がオススメ

GTXのGPUエンコの場合のみプリセットが選べるが
面倒ならAutomaticでいい

重要なのが
CFRを有効にするにチェックしとく事
しないとVFR(可変フレームレート)の動画ファイルになるので
編集やエンコード時に音ズレの原因になる


特に必要性を感じなかったので
ホットキーとQSVエンコーダー及びマイクノイズゲート欄の解説は省略


設定が終わったらプレビューしてみましょう

11プレビュー

















右下にフレームレートとビットレートが表示されるので
設定に間違いがないかの確認に使えます

それからプレビュー画面上で右クリックすると全画面表示もできます
プレビューがちゃんと出来たら
テスト録画→画質や音量等の調整→本番

相当長くなったし足りない部分もあるけど
解説は以上でおしまい

補足:OBSの設定とかについて検索すると
アマレコと連動して使う記事が結構ヒットしますが
2015年1月時点でのOBSは単体で配信も録画も出来るので
アマレコ経由させると無駄にマシンパワー使うだけなので
アマレコは必要無いと思います

おまけ

XBOX360・XBOX ONE・PS3・PS4等のコンソール機をゲーム実況したり
HDMI端子入力から映像を取り込んで録画する場合に
今回のソフトに合わせて使うオススメキャプチャー機器の紹介

デスクトップPC用のPCIスロットルに刺して使う
比較的安価なキャプチャーボード



ちょっと高い物ですが
マシンパワーの足りないPCやノートパソコン向けの
USB接続タイプのキャプチャー機器
(説明書も充実してるので初心者でも取り扱いが簡単)



画質は相当落ちるけど激安なUSBキャプチャー